#62 五希の部屋にようこそ
2011年 12月 24日
季節はほんのりと肌寒さが漂う秋から、本格的に身も凍える冬へと移行しつつあった。
氷粒を混ぜたような北風に対して、僕はコートの襟を立てて、人通りのない夜道を忙しく歩いていた。
歓楽街を抜けたところにある、お世辞にも立派とは言えないワンルームのマンション・・・そこが僕の目的地である菊地五希の住居である。
螺旋状の階段を3つばかり回転運動して、僕は待ち切れないように部屋の呼び鈴を押した。
ほどなくして、かちりと錠が外れる音がした。
そして、ドアの隙間から、痩せ型でもない、しかし決して肥えてはいないうら若き女性が顔を出した・・・僕の菊地五希である。
「久しぶり」
五希は目を細めると、僕を部屋へと招き入れた。
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氷粒を混ぜたような北風に対して、僕はコートの襟を立てて、人通りのない夜道を忙しく歩いていた。
歓楽街を抜けたところにある、お世辞にも立派とは言えないワンルームのマンション・・・そこが僕の目的地である菊地五希の住居である。
螺旋状の階段を3つばかり回転運動して、僕は待ち切れないように部屋の呼び鈴を押した。
ほどなくして、かちりと錠が外れる音がした。
そして、ドアの隙間から、痩せ型でもない、しかし決して肥えてはいないうら若き女性が顔を出した・・・僕の菊地五希である。
「久しぶり」
五希は目を細めると、僕を部屋へと招き入れた。
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# by landr40 | 2011-12-24 10:54 | ショートショート | Comments(0)

